粉瘤は自然に治る?潰してはいけない理由を形成外科専門医が解説大阪皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科難波心斎橋院

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医療コラム

粉瘤は自然に治る?潰してはいけない理由を形成外科専門医が解説大阪皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科難波心斎橋院

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こんにちは、古林形成外科難波心斎橋院です。

この記事でわかること

粉瘤が自然に治ることは基本的にない理由
・粉瘤を潰したり自己処置したりしてはいけない医学的な根拠
・炎症が起きる前に手術すると何がよいのか

接客のお仕事をされている方から、「粉瘤が気になるけど潰したら治るかな」とご相談を受けることがあります。ミナミで働く方は毎日のお客様との距離が近く、首や顔のしこりをできるだけ早く目立たなくしたいと思われる方も少なくありません。

粉瘤とは?なぜしこりができるのか

粉瘤(アテローム)は、皮膚の細胞が袋状になり、その中に古い角質や皮脂がたまってできる良性の嚢腫(のうしゅ)です。主な原因は体質によるものが大きく、患者さんの生活習慣が悪いわけではありません。

はじめは小さなしこりですが、中の老廃物が少しずつ増えていくため、時間が経つほど大きくなっていくのが特徴です。

粉瘤とは?
なぜしこりができるのかを解説

粉瘤は自然に治ることはあるの?

結論からお伝えします。粉瘤が自然に消えることは、ほぼありません。

粉瘤の本体は「袋(嚢腫壁)」そのものです。中の老廃物を体が吸収することはありますが、袋自体が残り続けるため、しばらくすると再びたまってきます。「小さくなったから治った」と感じても、袋が残っている限りいずれまた大きくなります。

根本的に治すためには、袋ごと摘出する手術が唯一の方法です。

絶対に潰してはいけない理由

「試しに潰してみたら中から白いものが出てきた」というご経験がある方もいらっしゃいます。しかしこれは大変危険な行為です。

潰したときのリスクは主に3つあります。

  • 袋が破れて中の内容物が皮膚の下に広がり、強い炎症が起きる
  • 炎症が起きると、皮膚が赤く腫れ、強い痛みが出る
  • 炎症後の組織はもろく、袋をきれいに取り除きにくくなるため再発しやすくなる
粉瘤を自分で潰してはいけない理由について

当院の古林玄院長(日本形成外科学会専門医)は、次のように話しています。

炎症してなかったら、歯医者さんで虫歯を取るより簡単に取れるのに、炎症してしまうと痛みが強くなる・傷が残りやすくなる・再発しやすくなる。この3つがすべて悪い方向に変わってしまいます。」

炎症性粉瘤になってから来院される患者さんの多くが、「皮膚科で取らなくていいと言われて様子を見ていた」というケースです。炎症が起きる前の早期手術が、患者さんにとって最も負担の少ない選択肢です。

なぜ放置してしまう?粉瘤を受診しない理由

粉瘤は、痛みがない時期が長く続きます。「痛くないから急がなくてもいいか」「仕事が忙しくて病院に行く時間がない」という方は少なくありません。

しかし、大きくなればなるほど手術の傷も大きくなります。また、炎症を繰り返すと周囲の組織と癒着し、袋の取り残しが起きやすくなり再発リスクが高まります

「小さいうちに来てよかった」とおっしゃる患者さんが多い理由はここにあります。

当院での診察の流れ

当院では、日本形成外科学会専門医である古林玄院長が、がん研有明病院・聖路加国際病院での経験を活かし、日帰り手術を行っています。

初回の診察から手術まで、当日中に対応できるケースもあります。

  • 視診・触診:大きさ・深さを確認し、手術の適否を判断します
  • 局所麻酔:注射で麻酔をかけます。麻酔後は痛みをほぼ感じません
  • 切除・縫合:袋ごと丁寧に摘出。形成外科的な縫合で傷跡を最小化することを目指します
  • 帰宅:術後は簡単な説明をして、当日ご帰宅いただけます

症状・大きさにより保険適用となる場合があります。手術時間は小さいものであれば15〜20分程度です。

当院はなんば駅出口すぐ(戎橋筋商店街沿いビル2階)にあり、年中無休・月〜日診療です。お仕事の合間や土日祝日でもご来院いただけます。グループ全体で月間500件超の手術実績があり、粉瘤の手術を専門的に行っています。

よくある質問

Q. 粉瘤を無理に潰したら膿が出ました。このまま様子を見ていいですか?

A. 自己処置で潰した後は、炎症性粉瘤に移行しているリスクがあります。膿が出た後も袋が残っているため、繰り返し腫れる可能性があります。早めにご来院ください。炎症が強い場合は、まず切開排膿を行い、炎症が落ち着いてから根治手術を行う2段階の治療になることがあります。

Q. 手術は怖いのですが、痛みはありますか?

A. 局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほぼありません。麻酔の注射時に少しチクッとする感覚がある程度です。炎症が起きていない粉瘤であれば、麻酔も効きやすく処置もスムーズです。

Q. 粉瘤は何科に行けばいいですか?

A. 皮膚科または形成外科が対応します。当院のような粉瘤・できものを専門とする形成外科では、手術の件数も多く、傷跡の仕上がりにも配慮した対応が可能です。

Q. 手術後の傷跡は残りますか?

A. 手術である以上、傷は残ります。ただし当院では形成外科的な縫合技術を用い、傷跡を最小化することを目指しています。炎症が起きる前の手術のほうが、切開範囲が小さく、仕上がりも良好です。

まとめ

  • 粉瘤は自然に治ることはなく、袋ごと摘出する手術が根本的な治療です
  • 潰す・自己処置は炎症・感染・再発リスクを高めるため、絶対に行わないでください
  • 炎症する前の早期手術が、痛みが少なく・傷跡が残りにくく・再発しにくい
  • 気になるしこりがあれば、なんば駅直結・年中無休の当院にお気軽にご相談ください
参考文献
  • Lee HE, Yang CH, Chen CH, et al. Comparison of the surgical outcomes of punch incision and elliptical excision in treating epidermal inclusion cysts in 168 patients. Dermatol Surg. 2006;32(4):520-5. 
  • Poonawalla T, Uchida T, Diven DG. Survey of antibiotic prescription use for inflamed epidermal inclusion cysts. J Cutan Med Surg. 2006;10(2):79-84. 

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

記事監修:古林 玄(日本形成外科学会専門医)

粉瘤のご相談は、なんば駅出口すぐの当院へ

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