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こんにちは、古林形成外科難波心斎橋院です。
粉瘤の日帰り手術とは、局所麻酔を使って皮膚の下にある袋状の腫瘤を切除し、当日中に帰宅できる手術のことです。形成外科専門医が月間500件以上の手術経験をもとに、診察から帰宅まで具体的な流れを解説します。
この記事でわかること

飲食業・サービス業でお仕事の方から、「手術したらしばらく働けないのでは」という不安をよくお聞きします。なんば駅すぐの当院には、シフト制でお仕事をされている方や、仕事上がりにそのままご来院される方も多くいらっしゃいます。「痛そう」「時間がかかりそう」というイメージをお持ちの方こそ、事前に流れを知っておいていただくことで安心してご来院いただけます。
粉瘤の手術って、怖くないの?結論からお伝えします
粉瘤の手術は、局所麻酔(皮膚の表面だけに作用する麻酔)を用いて行います。全身麻酔は必要なく、意識がある状態のまま手術を受けていただけます。
手術自体の時間は部位や大きさにもよりますが、小さい粉瘤であれば数分で終わることもあります。多くのケースで30分前後が目安です。手術後はしばらく院内でご安静いただいてから、当日帰宅していただける場合があります。入院は必要ありません。
局所麻酔の注射時にチクッとした痛みを感じることはありますが、切除中に痛みを感じることはほとんどありません。「思っていたより怖くなかった」とおっしゃる患者さんが多いのも事実です。
当院の総括医・古林玄(日本形成外科学会専門医)は「炎症してなかったら、歯医者さんで虫歯を取るより簡単に取れます。だから、できるだけ炎症する前に来てください」と患者さんへ繰り返しお伝えしています。炎症前であれば、手術の負担が最も少なくて済みます。
粉瘤は良性腫瘍ですが、放置すると炎症や感染を繰り返す場合があります。日帰りで手術を受けていただける場合がありますので、まずはお気軽にご相談ください。
粉瘤の日帰り手術の流れ:当日の流れを詳しく解説
① 診察・術前説明
はじめに形成外科専門医による診察を行います。粉瘤の大きさ・部位・炎症の有無を確認し、くりぬき法または切開法のどちらが適しているかをご説明します。疑問点はこの段階でご遠慮なくお聞きください。
② 麻酔の注射
手術部位に局所麻酔薬を注射します。注射時に軽い痛みを感じますが、数秒で麻酔が効いてきます。麻酔が効いた状態を確認してから手術を開始しますので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
③ 切除(くりぬき法 or 切開法)
麻酔が十分に効いたことを確認してから切除を行います。当院では粉瘤の状態に応じて術式を選択します。
- くりぬき法:直径4〜5mm程度の小さな穴を開けて袋ごと取り出す方法。傷が小さく済む場合があります。
- 切開法:紡錘形に皮膚を切開して袋全体を摘出する方法。大きな粉瘤や炎症後の粉瘤に適しています。

グループ全体で月間500件超の手術実績と、拡大ルーペを使用した精密な操作により、袋の取り残しが少ない切除を心がけています。総括医・古林玄は、がん研有明病院での乳房再建・聖路加国際病院での顔面形態手術を経たキャリアを持ち、「どんな小さな手術でも傷跡を最小限に」という方針を貫いています。
④ 縫合
切除後は形成外科的縫合で傷を丁寧に閉じます。形成外科専門医による特殊縫合技術を用いることで、傷跡を最小化する仕上がりを目指しています。「よく見ないとわからない」状態を目標にしています(個人差があります)。
⑤ 処置・帰宅
縫合後に傷口を保護し、術後の注意事項をご説明してから帰宅していただきます。なんば駅出口からすぐのアクセスのため、仕事帰りや買い物のついでにご受診いただく患者さんも多くいらっしゃいます。

手術後のケアはどうすればいい?
術後のケアは傷の回復に大きく影響します。主なポイントは以下の通りです。
- 傷口の洗浄:当院では大半の患者さんが手術当日または翌日からシャワーが可能です(浴槽への入浴は抜糸後まで控えていただく場合があります)。
- 抜糸:部位にもよりますが、術後7〜14日程度での抜糸を目安にしています。
- 通院回数:状態が良好であれば、抜糸の1回で通院が完了する場合があります。
- 日常生活:デスクワーク程度であれば翌日から再開できる場合がほとんどです。激しい運動や重労働は医師の指示に従ってください。
- 傷跡のケア:抜糸後は保湿やテープなどのアフターケアをお伝えします。紫外線対策も傷跡の改善に役立ちます。
術後の経過は個人差がありますので、気になる点があれば遠慮なくご相談ください。
よくあるご質問
Q. 手術当日は一人で来院できますか?
A. 局所麻酔ですので、多くの場合はお一人でご来院いただけます。術後の状態によっては安静が必要になることもあるため、車の運転は念のため控えていただくことをお勧めします。
Q. 保険は使えますか?
A. 粉瘤の手術は保険適用となる場合があります。診察時に確認してご案内します。
Q. 炎症して腫れているときでもすぐ手術できますか?
A. 炎症性粉瘤の場合でも、当院では炎症中に1回で摘出する「一期的切除」を積極的に行っています。ただし、炎症の程度・部位によっては2段階治療(切開排膿→根治手術)が適切な場合もあります。いずれにせよ、腫れている状態でもお気軽に受診してください。
Q. 手術した日に入浴できますか?
A. シャワーは当日または翌日から可能な場合がほとんどです。当日の入浴(湯船)は傷口への影響を避けるため控えていただきます。
Q. 手術後、すぐに仕事に戻れますか?
A. デスクワークであれば翌日から復帰される方が多いです。立ち仕事・肉体労働の場合は医師の指示に従ってください。
まとめ
粉瘤の日帰り手術は、局所麻酔で当日帰宅いただける場合があり、多くの患者さんが仕事帰りや休日に受診されています。形成外科専門医による精密な切除と特殊縫合で傷跡を最小化するのが目標です。「手術が怖い」「忙しくて時間が取れない」という方こそ、まずは診察だけでもお気軽にいらしてください。
大阪・難波でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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- Lee HE et al. Comparison of the surgical outcomes of punch incision and elliptical excision in treating epidermal inclusion cysts. Dermatol Surg. 2006;32(4):520-5.
- Mehrabi D et al. Removal of keratinous and pilar cysts with the punch incision technique. Dermatol Surg. 2002;28(8):673-7.
- 日本形成外科学会
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
記事監修:古林 玄(日本形成外科学会専門医)




