脂肪腫の手術費用はいくら?保険点数の仕組みと総額の目安を解説大阪皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科難波心斎橋院

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医療コラム

脂肪腫の手術費用はいくら?保険点数の仕組みと総額の目安を解説大阪皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科難波心斎橋院

病気や症状で調べる
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こんにちは、古林形成外科難波心斎橋院です。

この記事でわかること

・脂肪腫の手術費用が「場所」と「大きさ」で決まる保険点数の仕組み
・手術代だけでなく、初診料・検査・病理検査を含めた総額の目安
・どのくらいの大きさになると日帰り手術が難しくなるのか

脂肪腫の手術費用はいくら?

「美容整形と混同して、高額になると思っていました」——なんば・ミナミで働く方が、脂肪腫で初めてご来院されたときによくおっしゃる言葉です。費用がわからず受診をためらう方は少なくありません。脂肪腫(リポーマ)とは皮膚の下にできる脂肪の塊のような良性のできもので、摘出手術は原則として健康保険が適用されます。費用は「できた場所」と「大きさ」で決まる仕組みで、これを知っておくと会計のイメージがつかみやすくなります。

脂肪腫の手術は保険が使える?費用の決まり方

脂肪腫の摘出手術は、原則として保険適用です。費用は「皮膚、皮下腫瘍摘出術」という診療報酬の点数で決まり、「体のどこにできたか(露出部か、それ以外か)」と「大きさ(長径)」の組み合わせで段階的に定められています。

露出部とは、顔・首・肘から先・膝から下など、服を着ても見えやすい部分を指します(診療報酬点数表ではK005、それ以外の部分はK006という区分に分かれます)。同じ大きさでも、露出部のほうが点数が高く設定されているため、費用も変わります。露出部と非露出部にまたがる場合は、露出部にかかる部分が全体の50%以上かどうかで区分が決まります。


大きさ・場所で費用が変わるのはなぜ?

費用は場所と大きさで決まる

露出部は傷あとが目立ちやすく、より丁寧な処置が求められるため点数が高く設定されています。また、大きい脂肪腫ほど手術範囲が広がるため、段階的に費用が上がります。3割負担での手術代の目安を、代表的なケースで示します(現行の診療報酬点数に基づく目安で、点数は改定により変わることがあります。実際の金額は大きさや状態で異なります)。

ケース 手術代の目安(3割負担)
非露出部(体・腕など)の小さいもの(3cm未満) 約3,800円前後
露出部(顔・首など)の小さいもの(2cm未満) 約5,000円前後
露出部の大きいもの(4cm以上) 約15,000円前後

大きさ・部位ごとの詳しい料金は、当院の脂肪腫のページで公開しています。診察してみないと金額がわからない、という不安を減らせるよう、当院では料金の目安を事前にお示しするようにしています。


手術代以外にいくらかかる?総額の目安

会計の総額はいくら?内訳の目安

実際の会計は、手術代に加えて初診料・処方料、検査費用、病理検査費用が加わります。ここは見落とされがちな部分なので、あらかじめ知っておくと安心です。

  • 初診料・処方料:おおむね1,000円前後(3割負担の目安)
  • 超音波(エコー)などの検査費用:おおむね1,000円前後
  • 病理検査費用:おおむね1,000〜3,000円程度

たとえば非露出部にできた3cm未満の脂肪腫なら、手術代約3,800円に諸費用を加えて合計で1万円弱が総額のひとつの目安です。摘出したものは、良性であることを最終確認するため病理検査に出します。脂肪腫はまれに脂肪肉腫という悪性腫瘍との区別が必要になることがあり、超音波などの検査や病理検査はそのためにも大切な工程です。

どのくらいの大きさだと日帰りが難しい?

脂肪腫の多くは、局所麻酔の日帰り手術で摘出できます。ただし、非常に大きいものや、筋肉の層に深く入り込んでいるもの、体の深部にあるものは、入院や全身麻酔での対応が検討される場合があります。「何cm以上なら日帰り不可」という明確な線引きがあるわけではなく、大きさ・深さ・部位を総合して判断します。まずは超音波検査などで状態を確認したうえで、最適な方法をご提案します。

よくある質問(FAQ)

Q. 脂肪腫の手術に保険は必ず使えますか?

A. 脂肪腫の摘出手術は原則として保険適用です。ただし、症状や大きさによって費用は変わりますので、最終的な金額は診察後にご案内します。

Q. 小さい脂肪腫でも保険で取れますか?

A. 小さいものでも、気になる・大きくなってきたなどの理由があれば保険での摘出の対象になります。大きさが小さいほど手術代の目安も抑えられる傾向があります。

Q. 費用は手術当日に全額支払いますか?

A. 手術当日にお会計となるのが一般的です。病理検査の結果説明のための再診がある場合は、その分の費用が別途かかります。

Q. 脂肪腫と粉瘤で費用は違いますか?

A. どちらも「皮膚、皮下腫瘍摘出術」の枠組みで計算されるため、基本的な考え方は共通です。場所と大きさによって費用が決まります。

まとめ

脂肪腫の手術費用は、「露出部か非露出部か」と「大きさ」で決まる保険点数が基本で、これに初診料・検査・病理検査が加わって総額になります。非露出部の小さなものであれば、諸費用込みで1万円弱が目安です。金額は状態によって変わるため、正確な費用は診察でご確認ください。

なんば駅出口すぐ・年中無休の当院では、女性医師も在籍し、超音波検査による診断から日帰り手術まで対応しています。費用のご相談も含めて、WEB予約からお気軽にお問い合わせください。

文 参考文献
  • Gaskin CM, Helms CA. Lipomas, lipoma variants, and well-differentiated liposarcomas (atypical lipomas): results of MRI evaluations of 126 consecutive fatty masses. AJR Am J Roentgenol. 2004;182(3):733-739. PubMed
  • 国立がん研究センター がん情報サービス. 「軟部肉腫〈成人〉」. がん情報サービス

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。費用は症状・大きさにより異なり、金額は診察後に確定します。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

記事監修:古林 玄(日本形成外科学会専門医)

 

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